絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

馬券の買い目をスリムにする3つの処方箋

馬券を買う上で悩むのが買い目の点数が増えてしまうこと。馬連時代は「資金をどう割り振るか」に主眼が置かれていましたが、3連複や3連単が主流となった今の時代は100円単位で「どこまで買うか」で悩まれる方が多いのではないでしょうか?
買い方の問題は一朝一夕で解決するものではなく、特効薬はありません。ですが「これを試してみては?」という処方箋はいくつかあると思うので、それを紹介していきたいと思います。

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処方箋1 3連複とワイドの併用①
例えばA-BCD-流しという3連複フォーメーションを組む場合。18頭立ての場合、3頭目を総流しにすると45点になります。これは1レースへの投資額としては結構な額で、何とか削りたいところ。2列目を1頭削れば31点になるので、BCDのなかで最も(自分の中での)評価が低い馬との組み合わせだけをワイドに切り替えるという手があります。
A-BC-総流しに加えてA-Dのワイドを400円買えば3500円と投資額を1000円抑えることが出来ました。

処方箋2 3連複とワイドの併用②
問題はBCDが甲乙つけがたい場合。そうなると削るのは3頭目の部分しかありません。単勝100倍とかついている「いくらなんでもこれは要らないだろう」という馬を削りたくなるところですが、削ったその馬が絡んで馬券が外れてしまうと、配当的にも精神的にも痛手は相当なものになります。
こんな時に、その「要らないだろう」という人気薄との組み合わせだけワイドに切り替えるという作戦が有効です。3頭目のところから5頭削り、A-BCD-(BCD含む)13頭というフォーメーションならば30点。Aから残り5頭へワイドで流せば、合計3500円となり、こちらも投資額を1000円抑えることが出来ました。5頭が絡んだ場合の3連複での高配当は得られませんが、Aとのワイドでもそれなりの配当は得られるはずで、「要らないと思った馬が来た」ことを思えば十分だとも言えます。しかもBCDが沈んだ場合にも的中の可能性が残されています。

処方箋3 人気薄だけへの流し
「2頭パターン」のように、人気馬2頭から馬券を組み立てるシチュエーションで有効な作戦です。強力な絶対軸馬と別角度推奨馬がいるレースでも同様です。
「勝負レースだから獲り逃したくない」という気持ちはよく分かりますが、そこでイタズラに買い目を増やしても労多くして益少なし、という結果になりかねません。もし3頭目の枠が混戦だと感じたなら、思い切って人気薄だけに流すのです。3連複50倍以上の目だけを買う、みたいなイメージ。
未勝利戦なんかは、「強い2頭パターン」+初芝、初ダートの馬という結果はザラにあります。そして初芝、初ダート馬がかなりの人気薄で望外の高配当ということも。1レース500円ぐらいで楽しめ、外れても「まぁ仕方がないよね」と割り切れ、的中した際にはそれなりの配当が約束されている、ある意味で「いいとこ取り」の買い方です。

処方箋2や3の方法は実戦でもよく活用しますが、使い勝手が良くておすすめです。特に2の作戦で2列目の馬が沈んだのにワイドで高配当が当たった時などは、かつての時短機で、時短中に大ハマリして出玉ががっつり増えた時のような気分になりました(笑)。