「馬券の買い方であれこれ悩むぐらいならば固定してしまえ!」というのが絶対フォーカスの基本理念です。
予算に応じて、そして予想の内容に応じて、買うべき形が自動的に決まり、ベターな選択を積み重ねることで収支をプラスにしようという狙いがあります。
1月11日の記事では「パターンB」を紹介しました。
予想が少しズレていても、馬連だけ、あるいは3連複だけでも手にすることで、しっかりリターンを得られる点を強調しています。言うなれば「守備」に重点を置いた考え方ですね。
しかし実際問題として、長期的なプラスを達成するためには、「攻撃」すなわち「ホームラン」が必要であると考える方も少なくないのではないでしょうか。
それは正解です。「パターンB」でしっかり資金を回収することは非常に重要ではありますが、それだけで大きなプラスに持ち込むのは簡単ではありません。なるべく安定して資金を回し、勝負どころでの長打によって大量得点することこそ、年間プラス収支には不可欠です。
そのために鍵を握るのが「パターンC 1-3-7フォーメーション」。雑誌連載時も最初にこの「パターンC」に触れられていた、絶対フォーカスの原点ともいえる買い方です。
パターンCでは3連複に資金を全振りするかわりに、ヒモを1頭多く選ぶことができます。この買い方を選択した時点で、「狙いを絞りきれない」=「穴を狙いにいっている」わけで、的中率よりも回収率を重視する形に自然となっているのです。
ここで紹介するのは、とある絶対軸馬研究会員の的中です。1月は「パターンB」や「パターンD」などで乗り切り、2月になって「パターンC」で高額配当をモノにしました。
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軸の11ハルクはKF3該当馬。ここから1アリエスムーン(7人気)、3ショウナンタイザン(1人気)、4トーセンアルバータ(9人気)を2列目に。14マイネルアムニスには最後に加えた1頭で、ヒモを1頭増やせるメリットが生きました。
軸は当ブログも本命とした1スズカデヴィアス。2ダノンメジャー(2人気)、4ストレンジクォーク(5人気)、16クインズミーグロ(15人気)を2列目に。穴への意識が強い「パターンC」だからこそ人気薄を強気に2列目に置き、結果的に押さえの1番人気が絡んでも3万馬券となりました。日和って中位人気ばかりを2列目に置いていたら取り逃がすところでした。
もちろんこれは非常に上手くハマった例ですが、バイオリズムが良い時にしっかり高配当をモノにすることは重要です。この後、流れが悪くなってきたと感じたら、意識的に「パターンC」以外の守備重視の買い方を取り入れることで、一年トータルでのプラス収支が見えてくることでしょう。

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