絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

マイルチャンピオンシップ 指数による分析(後編)人気急落なら面白いヤングマンパワー

スポンサーリンク
 

ジョーストリクトリ

最高指数=87
ニュージーランドT(1着)
最高指数が示す通り、ここで勝ち負けを演じるためには8ポイント程度、指数を伸ばす必要があります。京都コースは初めてですが、東京での指数、走りを見る限りでは、大きくパフォーマンスを上げる要素は特になく、苦戦は免れないでしょう。

ダノンメジャー

最高指数=93
カシオペアS(2着)
最高指数は2015年のものですが、今年に入っても92、90でオープン特別を制しており、能力の衰えは見受けられません。ただ、G1で勝ち負けする指数とは言えず、どちらかといえば立ち回りと安定性で勝負するタイプ。マルターズアポジーのハナが濃厚のここは、展開利は薄そうで。

ブラックムーン

最高指数=93
キャピタルS(1着)
今季は休養明け初戦の米子Sをレコード勝ち。ただ、ここでの指数は90なので特筆するほどではありません。中京記念はロス無く乗られての3着、近2走は後方まま、と強調材料に乏しい状況です。米子Sは上がり32.4秒の脚を使っており、超スローの上がり勝負に活路を見出したいところ。

ペルシアンナイト

最高指数=96
皐月賞(2着)
今年の皐月賞2着が最高指数。過去の例からも、高速決着の皐月賞での好走は、高いマイラー資質を示唆しています。アーリントンカップの94も優秀で、現3歳世代では屈指のマイラー。シンザン記念の内容から道悪はマイナスで、前走は度外視して良いでしょう。好勝負は必至とみますが、この鞍上だけに過剰人気も避けられそうにありません。

マルターズアポジー

最高指数=94
関屋記念(1着)
未だにハナを譲ったことがない、当代きっての逃げ馬。成績(指数)も逃げ馬らしく、乱高下を繰り返しています。小倉大賞典を93という優秀な指数で制しており、展開ひとつで馬券絡みも可能な能力の持ち主。指数的にもマイルがベストです。

ムーンクレスト

最高指数=91
ポートアイランドS(1着)
古馬の最高指数としては91は見劣る数字。2走前に最高指数を更新しているように、状態面は充実しているので、さらに指数を伸ばす可能性は秘めていますが、戦績的にもここで大勢逆転を望むのは難しそう。

ヤングマンパワー

最高指数=94
富士S(1着)
昨年の富士Sでは94を記録してイスラボニータを降しています。3連勝で臨んだ昨年ほどの勢いはありませんが、春のマイラーズCで93、ここ2走も91ですから、高いレベルで能力は維持されていると考えて良いでしょう。G3大将の気があり、過去3回のG1で全く歯が立たない結果に終わっている点は気掛かりですが、人気急落なら注目したい存在です。

レーヌミノル

最高指数=93
小倉2歳S(1着)
2歳夏に93を記録した天才少女。この距離でも桜花賞で92を記録しており、世代トップレベルの力を持っています。秋2戦は適性外なので度外視しても良いでしょう。ただ、そうはいっても、あまりにも無抵抗だっただけに、精神面、状態面への疑問符は付くので、調教、パドック気配を吟味する必要があるでしょう。また、仮に今回がダメでも、さらなる距離短縮にも改めて注目したいスピード馬です。

レッドファルクス

最高指数=94
安田記念(3着)
今年の安田記念3着と昨年のスプリンターズS優勝時の指数が94。マイルでもスプリント戦と同等の能力を秘めていることを指数は示しています。指数面(能力面)の問題はないので、あとは初めての京都コース、2ハロンの延長をどうこなすか。乗り替わりも含めて、克服すべき課題は思いの外、少なくはありません。