絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

今週の注目新馬 ロマン派の夢乗せて・タニノフランケル

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先週紹介したロックディスタウンは1番人気に応えて勝利してくれました。池江厩舎の馬、ディープインパクト産駒など骨っぽい相手だっただけに価値のある1勝だと思います。
さて今週紹介するのはタニノフランケル。父Frankel、母ウオッカという超良血馬で、関西の角居厩舎の所属です。

フランケル替わりに注目

 

これまでにデビューした上3頭は全てシーザスターズ産駒。日本適性に疑問符がつく種牡馬で、実際に期待ほどの活躍は収めることが出来ていません。その点、既にソウルスターリングミスエルテで結果を残したフランケルに替わるのは大幅にプラスでしょう。鈍重さを出さないという意味でマイラー種牡馬替わりは魅力です。

産駒の成績も上向き
初仔のボラーレは育成段階から600キロという馬体重が伝えられ、血統の煌びやかさとは裏腹に、あまりデビュー時にも評判になっていませんでした。産駒の評価は2番仔、3番仔と徐々に上がってきており、実際に現4歳のタニノアーバンシーは既に3勝。軌道に乗ってきた印象です。

今年は違うという感触
そしてこのタニノフランケル。聞くところによると、育成の吉澤ステーブルでの感触も、これまでのきょうだいとは明らかに違っていた模様。今風に言えば「忖度なしで」評価の高さが伝わってきたといいます。サイズも大きいは大きいですが常識的な範囲に収まりそう。順調に調教を積まれており、関西馬が新潟に遠征すれば十分に勝負になるという水準に達しています。

正直いって人気先行が確定的な存在なだけに、馬券的な妙味は薄いと思います。それでもウオッカから活躍馬が出て欲しいというミーハー心は持ち合わせていますし、そうならば絶対に競馬が盛り上がるはず。母が得意とした長い直線の左回りコースで、母譲りの末脚爆発を見たいと願っています。