絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

阪神JF出走馬の備忘録

今週も引き続き、G1出走の各馬に関して絶対軸馬研究会で話したことを備忘録的に書いておこうと思います(米田さんの見解ではないのでご注意!)。

アリンナ
2勝馬。前走500万下逃げ切り勝ちからの連対という意味では、12年のクロフネサプライズと被ります。ただ、ここはレーヌミノルがいるので楽逃げとなるかは微妙。

ヴゼットジョリー
好位からしっかり伸びるセンス抜群の馬。13年のように「終わってみたら無敗馬が強かった」というパターンはしばしばあります。中間に熱発があったこと、アッゼニ騎手が騎乗停止で和田騎手に乗り替わることなど、少し流れが来ていない嫌いはあります。

エムオービーナス
裏路線からのステップで、さすがに家賃が高そう。

クインズサブリナ
ファンタジーSで上がり最速(4着)。混戦になれば出番はあるかもしれません。かなり日本適性の高そうなシュミノー騎手というのは魅力です。

 ゴールドケープ

道悪の消耗戦となった白菊賞を勝利。2勝馬ではありますが、末脚勝負では分が悪いのでは。

サトノアリシア
OP勝ちがあり実績は上位。ただアルテミスSの1秒差を埋めるのは簡単ではなさそう。

シグルーン
新馬戦で退けた相手が京都2歳S勝ちのカデナ。その新馬戦では阪神で上がり33秒3を使っており能力は確か。抽選突破の幸運も加味して怖さはあります。

ジャストザマリン
常に穴の警戒は払いたいキャリア1戦組ですが、過去の好走馬はノーザンF、社台F生産の良血で。。。

ジューヌエコール
デイリー杯では距離延長、コース替わりに対応して完勝。ヴゼットジョリー同様にセンス抜群の馬です。ここも確実に上位は賑わしてくるでしょう。ミスエルテを引っ込めたのは、サンデーRの自信の表れに他なりません。突き抜けるほどの大物感があるかは微妙な気もしますが。

ショーウェイ
前走は逃げて2着と健闘しましたが、差し有利のコース替わりで二番が効くかというと疑問。

スズカゼ
過去10年で前走500万下敗退からの馬券絡みは、黄菊賞2着の2頭だけ。苦しそう。

ソウルスターリング
1800mで連勝。フランケルの娘という話題性もアリ。底知れぬ魅力はありますが、前走の指数は87なので、他馬を圧倒するほどのパフォーマンスとまでは言えません。テンションの高い面があるので輸送からの大幅馬体減の心配は頭に入れておきたいところです。

ディーパワンサ
前走で連勝が止まりましたが、休み明けで10キロ増を考えれば、差して0秒1差の4着はまずまず。いかにも阪神コースでもう一押しがありそうなタイプです。来年の牝馬クラシックを背負ってたつほどの大物感は「?」ですが、ヒモには是非、加えたい一頭です。

フェルトベルク
スズカゼと同様の理由で苦戦必至。

ブラックオニキス
札幌2歳S2着馬で、京都芝1400mはさすがに忙しかった印象。小柄ながらタフな条件で頑張れる馬なので、スタミナ勝負になれば台頭があっても。

ポンポン
スズカゼと同様の理由で苦戦必至。

リスグラシュー
評判馬対決を制して重賞制覇。アルテミスSからのステップも理想的。前走は抜け出してから内にササる場面がありましたし、二走前の鮮やかな勝ち方を見ても、阪神コース替わりは歓迎材料でしょう。小柄な馬なので、さらにマイナス体重のようだと若干の不安も。

レーヌミノル
小倉2歳Sで記録した指数93は文句無しのメンバー1位。純粋なスピード比べならこの馬でしょう。やはり問題は阪神芝1600外という条件。近10年で小倉2歳を勝った牝馬が同年の阪神JFに出走した際の成績は0-1-0-5。アストンマーチャンの2着はありますが、ホウライアキコやエピセアロームが人気を裏切っています。