絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

チャンピオンズC出走馬の備忘録

今週も引き続き、G1出走の各馬に関して絶対軸馬研究会で話したことを備忘録的に書いておこうと思います(米田さんの見解ではないのでご注意!)。

カフジテイク
20戦中15戦で上がり3位以内、12戦で上がり1位。とにかく切れるタイプでレコード決着の前走で4角16番手から3着も立派。ただ本格化前とはいえ唯一の1800m戦では12着と沈んでいます。ワイドバッハのように距離が延びると切れが鈍るタイプかも。

アウォーディー
ダートに転じて6戦6勝。有力馬とも対戦済みで力量に関しては疑う余地ナシ。課題は中京1800mという条件。どちらかと言えばスタミナを生かしたいタイプなので、阪神コースや地方競馬場の方がより信頼出来るタイプ。スピード比べになると取りこぼしも。

ブライトライン
全盛期の13年だけ走れば勝負になると思いますが、さすがにピークは過ぎた印象。

アスカノロマン
今春の東海S、フェブラリーSを物差しにすれば、能力的には好勝負可能。中京1800mという条件もおそらくベストなのでは? 前走が無抵抗のまま14着大敗なので状態面に「?」は付きます。

ロワジャルダン

 

内枠独占の昨年のチャンピオンズCで大外枠から4着。流れが向いたとはいえ、これは強い内容です。15年のみやこSをイン強襲で勝っており、本来は内を突ける馬。この枠順なら一発あっても。

モンドクラッセ
ベストはローカル千七という印象で、おそらく番手にコパノリッキーが控える形なので展開面も楽ではないか。前走は太めだったので絞れれば上積みはあると思いますが。

ラニ
スピード勝負の京都1800は向いていないので、前走の大敗は想定内。戦績的に左回りに替わるのはプラス。ただアメリカでの3戦も距離が延びるにつれ成績が上がっており、距離はもう少し欲しい。ペースが流れて差し決着になれば。

サウンドトゥルー
末一手なので地方交流で善戦止まりなのは致し方ないところ。24戦連続上がり3位以内という堅実な末脚が武器で、展開が向けば確実に上位争いに加われそう。ただ昨年は前半3F35.5というハイペースに恵まれたのは否めない。

ノンコノユメ
14戦すべてで上がり3位以内。キャラクター的にはサウンドトゥルーと被ります。去勢開けの前走はマイナス15キロも堪えたので能力ではありません。そうはいっても、4歳になってから期待ほどの成長が見られない気も。

メイショウスミトモ
この夏に成長していますが、ここで通用する裏付けは特になく。

コパノリッキー
前2年は出遅れ、ハイペースと敗因が明確。マイルでの時計勝負がベストと考えられるので、この距離短縮はプラス。前走逃げたタガノトネール、前年に早めに競られたホッコータルマエが揃って不出走で、展開面は楽になるかも。奇数枠なのでたまにある出遅れは不安材料。

ゴールドドリーム
過去8年で3歳馬は【0.2.2.15】。やや分が悪い印象。とはいえ、この馬は間違いなく3歳トップグループの一角なので通用してもおかしくはないでしょう。脚質も自在ですし鞍上も込みで、とても軽視は出来ません。

ブライトアイディア
さすがに力不足では。

アポロケンタッキー
いかにも長く良い脚を使えるタイプで、G1の流れは歓迎では? 大逃げが決まった2走前は自分の競馬が出来なかった印象。今回は外枠でもあり自分の競馬が出来そう。馬券での扱いは、人気との兼ね合い次第でしょうか。

モーニン
明け4歳でフェブラリーSを優勝。本来ならば堂々の主役を張るべき存在ですが、ここ3走は勢いを欠く内容。同じ父のアジアエクスプレス同様、勢いが止まると巻き返しにくいタイプかも。距離もベストではないですが、そうはいっても人気急落なら押さえには。