絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

マイルチャンピオンシップ 指数による分析(前編)順当に好勝負が見込めるイスラボニータ

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アメリカズカップ

最高指数=91
カシオペアS(1着)
指数2位はきさらぎ賞(89)という京都巧者ですが、ともに道悪。G1レベルで良馬場の戦いとなると、スピード不足を露呈しそう。土曜の雨が予想以上に日曜まで残れば一考。

イスラボニータ

最高指数=95
マイラーズC(1着)
2歳時の東スポ杯で94、3歳時の皐月賞で95を記録した早熟のスピード馬ですが、今年のマイラーズCで最高記録を更新する走りを見せており、衰えは全く感じられません。近3年のマイルCS勝ち馬の指数は93、92、96なので、極端なスピード決着にならない限り、順当に好勝負でしょう。

 

ウインガニオン

最高指数=93
パラダイスS(1着)
近4走を89、93、92、92と高いレベルでまとめており、まさに充実一途といった印象。ただし勝ち負けするためには、もう一段階、指数を伸ばす必要があります。夏の暑さを味方につけていたフシもあり、あまり休養がプラスに働くイメージは湧きませんが。

エアスピネル

最高指数=94
マイラーズC(2着)
最高指数94をマイラーズCと京都金杯で記録し、2歳時にはデイリー杯2歳Sを91で制するなど、京都マイルが最も指数を出せる舞台なのは間違いありません。前哨戦も93で制し、待望のG1制覇のチャンスが巡ってきました。ただ、上がり32秒台の瞬発力勝負では取りこぼしているので、ある程度、ペースが流れるのが理想。

ガリバルディ

最高指数=92
京成杯AH(2着)
今秋の京成杯AHで最高指数を更新。6歳にしても充実期を迎えています。唯一の重賞勝ちが中京記念であることが示す通り、急坂コースで差しがきく条件がベストでしょう。

グランシルク

最高指数=95
京成杯AH(1着)
こちらも今秋の京成杯AHで最高指数を更新。ひと捲りで鮮やかに差し切りました。どちらかといえば急坂コースがベターという印象はありますが、京成杯AHで見せた機動力を考えれば、初の京都コースがプラスに働く可能性もあり、穴の魅力はあります。

クルーガー

最高指数=93
マイラーズC(1着)
最高指数は2016年のマイラーズC。前走が不良馬場での好走でしたが、京都コースは悪くありません。ただ、そのマイラーズCの上がりも34.0秒止まりで、内枠を利して最高の乗り方をされてのもの。好走には状態面の上積みと、多少の馬場渋化が必要かもしれません。

サトノアラジン

最高指数=97
京王杯SC(1着)
最高指数は16年の京王杯SCですが、今年の安田記念が95、毎日王冠が94ですから、この距離でもG1レベルの走りができることは証明済み。京都コースが苦手ということもありませんが、マイルCSでは2年続けて差し遅れており、道中の捌きが鍵を握ります。また月曜日にも書いた通り、前走のダメージは気になります。

サングレーザー

最高指数=93
スワンS(1着)
4連勝でスワンSを制した、この秋、最大の上がり馬。2歳時にデイリー杯2歳Sで88を記録しており、もともと短距離では高い素質を見せていました。1400m、1500mでの連勝なので、今回の1ハロン延長は課題。ここで勝ち負けをするためには、デイリー杯時から指数を5ポイントは伸ばす必要があり、それは簡単なことではありません。