絶対軸馬研究会

雑誌『競馬王』で紹介された馬券理論『絶対軸馬』を研究するブログです。ブログのタイトルともなっている「絶対軸馬研究会」とは、考案者の米田氏の承認を受けて、絶対軸馬について研究しているチームです。日々の研究の成果、週末の注目馬、それ以外の競馬にまつわることなどを書いていきたいと思います。

プロフェッショナルでは描かれなかったオグリキャップ②

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100日ぶりの2回目です。今、改めてレースを見返してみても、魂が震えますね。全ての競馬ファンに知っていただきたいスーパーホース、それがオグリキャップですね。

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涙のマイルチャンピオンシップ

 天皇賞(春)の敗戦を受けて陣営から発表されたプランとは「マイルCSへの参戦」。それは即ち、ジャパンカップへは連闘で臨むということを意味します。
 ペガサスSやNZT4歳Sでマイルの適性を示していたとはいえ、前年の有馬記念馬がマイルCSを使うのは異例のことで、当然、世論も沸騰します。「馬がかわいそうだ」「機械じゃないんだぞ」と。
 そして迎えた1989年マイルCS。オグリキャップは1枠1番、バンブーメモリーは3枠4番で単枠指定され、単勝オッズは1.3倍と4.0倍という一騎打ちムードでした。バンブーメモリーの鞍上は、天皇賞(秋)で苦杯を舐めさせれた武豊。
 オグリキャップは好位の内目という絶好のポジションでレースを進めますが、勝負どころの3、4コーナーで南井の手が激しく動きます。対照的にバンブーメモリーは外から絶好の手応えのまま4コーナーをカーブします。

 オグリキャップはそのまま最内を突きます。南井のこだわりなのか内を突くしか間に合わないのか。
 杉本清アナウンサーも「オグリキャップはまた馬群の真ん中に突っ込んでゆく」と絶叫。

 

 直線半ば、完全に抜け出したのはバンブーメモリーで、オグリキャップも最内から懸命に差を詰めるものの、その差は絶望的なものに思えました。しかしそこからまさに一完歩ずつ、ジワリジワリと差を縮め、2頭の馬体が完全に重なったところがゴール。
 「負けられない南井克巳、譲れない武豊」
杉本アナの名調子も飛び出した激戦の結末は、ハナ差でオグリキャップに軍配が上がりました。
 武豊騎手は直線で内を空けており、もしここで締めていたらバンブーメモリーが勝っていたという声はあります。一説には、それぞれの手応えを見比べて、「絶対に差されることはない」と確信して内を空けていたとも。

 勝利騎手インタビューで南井騎手は「オグリキャップには仮の半分しか返せていない。来週のジャパンカップで倍にして返してやりたい」と涙ながらに宣言。感動の大逆転劇で最高潮の盛り上がりのまま、翌週のジャパンカップへと向かうことになるのです。

つづく