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現在発売中の週刊競馬ブックには、ジョッキーの詳細データが掲載されています。
全体成績はもちろん、芝ダート別での勝利数の内訳や内枠外枠での成績、さらには1、2着の着差がハナまたはアタマだったときの勝敗といったマニアックなものまであり、眺めていて飽きません。
ここには2016年の単勝回収率データも載っているのですが、さてここで問題です。東西それぞれ上位20位までのジョッキー(即ち40人)のなかで、単勝回収率が100%を超える騎手は何人いるでしょう?
正解は、関西4人、関東3人の7人です。
関西は松若、北村友、加藤祥、松田、関東は田辺、丸山、丸田。
イメージ通りと言えるのは田辺騎手ぐらいでしょうか。86勝を挙げていながら単勝回収率118%は素晴らしいの一言です。松若騎手は童顔や音無厩舎の良血で負けたときの印象が強いせいか、「穴男!」というイメージはありませんでしたが、52勝で単勝回収率120%ですから、認識を改めなければ痛い目に遇いそう。
米田さんが「好きな騎手」として名前を挙げている和田騎手と柴田大騎手はそれぞれ79%、80%。乗れるイメージ、穴男というイメージが知れ渡っているせいか、特に儲かる騎手という存在ではなくなっているようですね。
この他にも、「名手」「新進気鋭」と思われている騎手が50%程度しかなかったり、「名前で売れ過ぎ」「コネで馬質が良過ぎ」なんて思われている騎手が90%弱の高回収率を示していたり、非常に示唆に富んでいます。
もちろん騎手の成績というのは乱高下することも多いので、去年良かったものを買えばいいという単純な要素ではないのですが、少なくとも前出の7騎手の名前はしっかり頭に刻んでおきたいと思います。